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2008.02.28

ぐるぐる冒険記のモットー

「ぐるぐる冒険記」のモットーは、5年後に読んでも読む価値のある文章を書き残す事とします。

日本の多くのブログは、大量生産大量消費型メディアで、基本的に発表された文章はその週ぐらいにしか読まれません。「ぐるぐる冒険記」はこの流れには逆らって、ここで発表された文章は五年後に読んでも読む価値があるものにしていきたいと考えています。そのため、出来るだけ時事問題等は扱わず、日常のなかに潜むより普遍的な意味に注目して、描き出していきたいと思います。文章の形態としては、エッセイと短編小説の中間ぐらいに位置するものを目指します。

ただ、5年後にも価値が減らない文章を実際に書くのは、とても難しいことです。それには至らないエントリーもたくさん出てくるとは思いますが、それを常に目標にして文章を書いていこうと思います。
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Posted at 14:16 | 未分類 | COM(0) | TB(0) |
2008.02.18

フラット化した社会からの手紙

この間、日本で暮らす妹に書いた手紙を転載します。

妹A.へ

 日本語が使えるパソコンの調子があまり良くない。このパソコンの機嫌の良い時にしか日本語で文章が書けない。

 ただ、僕自身の意識も、ずっと先に進んでいて。もうしばらくしたら、この橋を焼き落として、日本語で文章は書かないことにしてしまうだろう。

 まだ、日本語が使えるうちに、伝えられることは伝えてみようと思う。まだ、橋が使える内に、送れる物資は送ってしまおうと思う。

 これは、僕の信念の部分なのだけど、アメリカが日本より優れている訳でも、日本がアメリカより優れている訳でもないと考えている。もちろん、アメリカの方が良い面と、日本の方が良い面はあるが、文化はどちらに対しても等価だ。

 ただ、サンフランシスコは本当に特殊な場所で、フラット化した後に来る社会の壮大な実験場のような場所だ。だから、今僕がここで経験していることは、10年後、20年後に日本にいる人達の多くが経験することなのだ。あなたは、これからやってくる大きな変化を無視しては生きられない。もちろん、未来の事など誰にも分からないのだが、この実験場で繰り広げられた結果が、世界中に広まってゆくだろうということは、過去の歴史を振り返って推察できる。フラット化した後の世界で、先端を走り続けている人達には以下のような類似性があるんだ。

1) ほぼ全ての人がマルチリンガル(複数の言語を操る)である。
2) ほぼ全ての人が外国で暮らした経験があり、多くの場合外国で教育を受けた経験がある。
3) 人種に対する差別、性別に対する差別、同性愛に対する差別、国籍に対する差別等には、断固として戦っていく意志をもっている。
4) パブリシティに対する高い意識があり、常に社会をより良くするためにはどうすればよいかを基礎に決断をしている(FairnessとJusticeはこの国の根本を支える原理だ)。

 もちろん、あなたは今の日本社会の中で生きて、子供を育てていかないといけない。現在の日本社会に適応しなければ、その子を守っていけない。それを分かった上で、一言だけ助言をするならば、今の日本社会に過剰適応してはいけない。その習慣に従うときでも、心の底では「この習慣のこの部分はおかしい」という直感を濁らせてはいけない。合理的でない習慣は、今後20年ぐらいの大きな変化の中で淘汰されてゆくからだ。過剰適応してしまうと、変化を乗り切れなくなる。

 もちろん、あなたはもう大人なのだし。本当は、僕があなたに助言出来る事は殆ど無いのだけど。これは、なんというか老婆心みたいなもの。上手く伝わればいいのだけど。この橋が焼け落ちる前に、この物資がちゃんと届けばよいのだけど。 

兄F.より 



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